UnderBookshelf’s Diary

本の海に潜って見つかるなにかを発信

推し、燃ゆ

宇佐見りん著 河出書房新社

 

 2021年芥川賞を受賞した作品です。もちろん推しがいる方はわかるでしょうが、最近急に耳にするようになった方もいるでしょう「推し」という言葉が今という時代をとらえています。

 この本では主人公の推しがファンを殴って炎上してしまいます。推しが生きがいであり、推しに依存している主人公の生活はどんどん変わっていき、主人公と推しは最後どうなってしまうのか。

 主人公の立場になれば共感できるという方も多いのではないでしょうか。

 四六時中、某大物ゲーム実況者にはまっている、まあまあガチ恋勢な自分と主人公を重ねてしまいます。しまむらのコラボT買ったりとか、スイパラのコラボスイーツ食べたりとか缶バッチのコレクションとか。。。お金掛かってもやめられないんですよね。

推しがいる方はもちろん、そうでない方も読んでいて楽しめる本だと思います。